PowerShellでヒアドキュメントの記述方法 †
PowerShellでヒアドキュメントを記述する方法を以下に記します。
変数展開するヒアドキュメント記述方法と変数展開しないヒアドキュメントの記述方法の2種類を以下に記します。
ヒアドキュメントの記述構文 †
PowerShellのヒアドキュメントの記述構文は以下のようになります。
- 変数を展開するヒアドキュメント記述方法
$変数名 = @"
文字列
:
文字列
"@
- 変数を展開しないヒアドキュメントの記述方法
$変数名 = @'
文字列
:
文字列
'@
上記の構文の違いはダブルクオーテーション(")かシングルクォーテーション(''''')だけです。
PowerShellのヒアドキュメント実行例 †
以下に変数展開を行うヒアドキュメントと変数展開を行わないヒアドキュメントの実行例を記します。
PowerShellを起動し以下のように入力し実行しました。
- $value変数にHELLO文字列を代入し確認
PS C:\Users\sakura> $value = "HELLO"
PS C:\Users\sakura> $value
HELLO
- $doc1は変数展開を行うヒアドキュメント
$valueが展開されているのが確認できます。
PS C:\Users\sakura> $doc1 = @"
>> $value
>> world.
>> "@
>>
PS C:\Users\sakura> $doc1
HELLO
world.
- $doc2は変数展開しないヒアドキュメント
$valueが展開されていないのが確認できます。
PS C:\Users\sakura> $doc2 = @'
>> $value
>> world.
>> '@
>>
PS C:\Users\sakura> $doc2
$value
world.
以上、PowerShellでヒアドキュメントを実現する方法でした。