#navi(../)
* 隠しファイルを削除する方法・DEL・ERASE [#u1f59220]
コマンドプロンプトで隠しファイルの作成、確認、削除方法を以下に記します。
#contents
#htmlinsertpcsp(win-top.html,win-sp.html)
* 関連記事 [#v14d1a75]
-[[ファイルの削除を行う・del, erase>コマンドプロンプト/ファイルの削除を行う・del, erase]]
-[[rd(rmdir)による指定したディレクトリ配下をすべて削除する方法>コマンドプロンプト/rd(rmdir)による指定したディレクトリ配下をすべて削除する方法]]
* 隠しファイルを作ってみる [#rbc18841]
以下の手順で隠しファイルを作成することができます。
E:\>echo hide > hide.txt
E:\>dir hide.txt
ドライブ E のボリューム ラベルは microsd32G です
ボリューム シリアル番号は 1205-EFBF です
E:\ のディレクトリ
2016/12/18 17:23 7 hide.txt
1 個のファイル 7 バイト
0 個のディレクトリ 19,035,713,536 バイトの空き領域
E:\>attrib +H hide.txt
E:\>dir hide.txt
ドライブ E のボリューム ラベルは microsd32G です
ボリューム シリアル番号は 1205-EFBF です
E:\ のディレクトリ
ファイルが見つかりません
上記の通り、attribコマンドを使ってH属性をつけることにより隠しファイルになります。~
隠しファイル属性を付けた後、dirコマンドを実行すると、ファイルが見つかりません。と表示されます。
* 隠しファイルをdirで表示する [#i5f7829d]
上記で作成した隠しファイルを表示するには、dirコマンドに/AHオプションを付け実行します。
E:\>dir /ah
ドライブ E のボリューム ラベルは microsd32G です
ボリューム シリアル番号は 1205-EFBF です
E:\ のディレクトリ
2016/12/18 17:23 7 hide.txt
2016/05/11 19:26 <DIR> System Volume Information
1 個のファイル 7 バイト
1 個のディレクトリ 19,035,713,536 バイトの空き領域
隠しファイルが表示されます。~
尚、/Aオプションは以下の通りです。
E:\>dir /?
ディレクトリ中のファイルとサブディレクトリを一覧表示します。
DIR [ドライブ:][パス][ファイル名] [/A[[:]属性]] [/B] [/C] [/D] [/L] [/N]
[/O[[:]ソート順]] [/P] [/Q] [/R] [/S] [/T[[:]タイムフィールド]] [/W] [/X] [/4]
<省略>
/A 指定された属性のファイルを表示します。
属性 D ディレクトリ R 読み取り専用
H 隠しファイル A アーカイブ
S システム ファイル I 非インデックス対象ファイル
L 再解析ポイント - その属性以外
<省略>
* 隠しファイルを削除する [#x2f647e1]
上記で作成した隠しファイルを削除してみます。~
DEL(ERASE)コマンドに/AHオプションを付けることにより、隠しファイルを削除することができます。~
以下、DEL(ERASE)コマンドの/Aオプションに関するヘルプです。
E:\>del /?
ファイル (複数可) を削除します。
DEL [/P] [/F] [/S] [/Q] [/A[[:]属性]] 名前
ERASE [/P] [/F] [/S] [/Q] [/A[[:]属性]] 名前
<省略>
/A 属性により削除するファイルを選択します。
属性 R 読み取り専用 S システム ファイル
H 隠しファイル A アーカイブ
I 非インデックス対象ファイル L 再解析ポイント
- その属性以外
<省略>
隠しファイルを削除してみた時の操作例です。
E:\>dir /ah
ドライブ E のボリューム ラベルは microsd32G です
ボリューム シリアル番号は 1205-EFBF です
E:\ のディレクトリ
2016/12/18 17:31 7 hide.txt
2016/05/11 19:26 <DIR> System Volume Information
1 個のファイル 7 バイト
1 個のディレクトリ 19,035,713,536 バイトの空き領域
E:\>del /ah hide.txt
E:\>dir /ah
ドライブ E のボリューム ラベルは microsd32G です
ボリューム シリアル番号は 1205-EFBF です
E:\ のディレクトリ
2016/05/11 19:26 <DIR> System Volume Information
0 個のファイル 0 バイト
1 個のディレクトリ 19,035,713,536 バイトの空き領域
削除されたのが確認できます。
* 追記 [#k64d2e19]
DIRコマンドおよびDEL(ERASE)コマンドで/Aオプションについて以下のように記述されています。
[/A[[:]属性]]
説明すると[]は省略可能を意味します。~
したがって、[:]も省略可能となります。~
上記例では、/AHとオプションを指定し実行していますが、/A:Hでも同様の結果となります。
以上、コマンドプロンプトで隠しファイルを削除する方法でした。
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