Windows XPのデフラグ †
本資料はWindows XPで確認しています。
また、Windows XPに搭載されているデフラグを元に記事を作成しました。
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デフラグとは †
デフラグとは「断片化したファイルを最適化します」。
この「断片化したファイルを最適化します」の意味は下記の通りです。
デフラグの動作説明 †
厳密な動作に関しては下図と異なる部分がありますが、基本的には断片化されたファイルを以下のように最適化しています。
- 連続した保存ファイルの状態
Excelシートを作成し保存、その後にWord文章を作成し保存、さらにExcelシートを作成し保存すると下図のような状態でハードディスクに保存されます。
- Word文章の削除
その後、Word文章の削除を行うと真ん中のエリアに情報がない状態になります。
- 再度Word文章の作成
下図は、削除したファイルよりサイズが大きい場合、削除したエリア(中間)と後方に作成したWord文章の情報がハードディスクに保存されます。
これが断片化した状態です。
(削除したファイルより新規で作成したファイルサイズの方が大きいため、断片化されて情報がハードディスクに保存される。)
- デフラグにより断片化されたファイルを最適化します。
以下のようにファイルの情報を並べ最適化をします。
デフラグのメリット †
最適化により、最適化されたファイルの並びになっているため、読み込み、書き込み速度が向上するようです。
ただし、最近ではハードディスクが大容量なのためデフラグに長時間かかるのと、デフラグ中は他の作業を行うと、他のアプリケーションがハードディスクへの読み込み書き込みを行う可能性があるため、デフラグが終了するまで、実質的に操作不可能状態になります。
Windows XPのデフラグを起動する †
デフラグツールの起動方法として、ディスクを右クリックしてプロパティより起動したり、コントロールパネル内の管理ツール→コンピュータの管理などからもデフラグツールを起動できますが、今回はスタートメニューから起動する方法を記します。
- スタートメニューからの起動方法
「スタート」→「プログラム(P)」→「アクセサリ」→「システムツール」→「ディスク デフラグ」
- デフラグ起動画面
最適化ボタンを押せば、ハードディスクの最適化が始まります。