お知らせ †
Cygwin 1.7.17-1をWindows8にインストールした記事を公開しました。(2012/12/04)
Cygwinのインストールと環境構築 †
WindowsでUNIXライクな環境を構築したい場合、Cygwinを利用する方法とマイクロソフト提供のSFU(Windows Services for UNIX)を利用する方法があります。
この記事ではCygwinを入手しインストール後、最低限の設定を行い、使用できる環境を構築を構築します。
参考 †
Cygwinインストール後にパッケージの追加や削除をしたい場合は記事を参考にしてください。
Cygwinではない、Win32対応のUNIX定番コマンドの記事です。
関連記事 †
Cygwinの入手 †
以下のURLよりCygwinをダウンロードすることができます。
http://www.cygwin.com/
setup.exeのリンクをクリックしダウンロードします。
http://cygwin.com/install.html ページからダウンロードしました。
ダウンロードが完了すると以下のアイコンになっているはずです。
Cygwinのインストール †
以下、インストールの途中で重要と思われる部分のみ説明します。
ダウンロードしたsetup.exeをダブルクリックするとインストールが開始します。
この記事を作成した時のsetup.exeのバージョンは2.738でした。

- Install from Internetを選択します。
- Rootディレクトリと使用するユーザを指定します。
デフォルトでは、RootディレクトリがCドライブ直下にcygwinディレクトリが作成され、全ユーザでCygwinを利用可能となっています。
当方デフォルトのまま、次に進みました。
- ダウンロードしたパッケージの保存先を指定します。
以下のスクリーンショットはデフォルトの表示です。
当方、ダウンロード先のディレクトリをC:\cygwin_filesに変更しました。
ダウンロード先のディレクトリを変更したので、以下のメッセージが表示されました。
メッセージ通り、ディレクトリが無いので「はい(Y)」ボタンを押してディレクトリを作成します。
- ダウンロードするにあたり、接続方法を指定します。
通常であれば、Direct Connectionで問題ないのですが、会社などプロキシサーバを利用している場合は、Use Internet Explorer Proxy SettingsまたはUse HTTP/FTP Proxyを選択してくささい。
会社では、Internet Explorerを利用している方が多いと思いますので、IEに設定済みのプロキシ情報を利用するのであればUse IE5 settingsを選択します。
手動で設定するのであれば、Use HTTP/FTP Proxyを選択しProxy Host, Portを入力してください。
- ダウンロード先一覧が表示されるのでダウンロードサイトを選択します。
近くのサーバを選択しネットワーク負荷をかけないようにするのがマナーです。
したがって、jpになっているサーバを選択しましょう。
- Setup Alertの表示
初めてのインストールの場合は無視してよいようなのでOKを押して進みます。
(アラートメッセージ抜粋)
If this is the first time you've installed cygwin on this system then you can ignore this message.
- Select Packages画面
パッケージの選択画面が表示されるので必要なパッケージを選択します。
&ref(): The style ref(filename,pagename) is ambiguous and become obsolete. Please try ref(pagename/filename);
Keep/Prev/Curr/Expのラジオボタンについて
- Keep : 現在のバージョンを保持する(らしい)
- Prev : 1つ前のバージョンを対象
- Curr : カレント(最新版)
- Exp' Experimentパッケージ
- vim(vi)のインストール
初期状態だとviすらインストールされないので、vimパッケージを選択しインストール対象としました。
- パッケージがダウンロードされインストールされます。
上記画面の「次へ(N)>」をクリックするとインストールが開始されます。
- インストール完了画面
ショートカットの作成をする・しないの画面が表示されます。
デスクトップにCygwinのショートカットが作成されます。(作成するチェックボックスにチェックを入れた場合)
Cygwinの環境設定 †
当方がCygwin用に設定している内容を以下に記します。
- Cygwinを起動します。
当方、デスクトップのショートカットから起動しました。
初めて起動すると以下のメッセージが表示されます。
Copying skeleton files.
These files are for the users to personalise their cygwin experience.
They will never be overwritten nor automatically updated.
`./.bashrc' -> `/home/USERNAME//.bashrc'
`./.bash_profile' -> `/home/USERNAME//.bash_profile'
`./.inputrc' -> `/home/USERNAME//.inputrc'
`./.profile' -> `/home/USERNAME//.profile'
USERNAME@PCNAME ~
$
以下、viを使用して設定を行いました。
CygwinをTeraTermから使う †
Cygwinショートカットから起動すると、とても貧弱なコンソールとなります。
そこで、TeraTermからCygwinを利用する方法を記します。(Poderosaでも可能です。)
TeraTermをダウンロードしてインストールしてください。
以下、「窓の杜」のURLです。
http://www.forest.impress.co.jp/lib/inet/servernt/remote/utf8teraterm.html
インストールの時、CygTerm+がインストールされていれば接続TeraTermを使用してCygwinを使用することができます。
スタートメニューにcyglaunchが作成されているのでcyglaunchを起動すると以下のスクリーンショットのようにTeraTermからCygwinを操作できます。
cygterm.cfgの修正 †
TeraTermがインストールされた場所にある、cygterm.cfgを一部修正しました。(UTF-8)に変更。
TERM = ttermpro.exe %s %d /E /KR=UTF-8 /KT=UTF-8 /VTICON=CygTerm /nossh
動作画面 †
文字コードは送受信ともUTF-8に設定してください。