MD5, SHA1, CRC32などのダイジェスト値を求める・ †
オープンソースなどをダウンロードしようとすると、ダウンロードページにMD5やSHA1のダイジェスト値(ハッシュ値)が記されていることが多いですね。
ダウンロードページに記されている値とダウンロードしたファイルのダイジェスト値を求めて比較することにより、ダウンロードしたファイルが壊れていないか、改竄されていないかなどを確認することができます。
また、通常のファイルでもダイジェスト値を求めておくと、何か変更された場合はダイジェスト値が変わるので変更されていなか、同一のファイルか?などのチェックにも使えます。
今回紹介するソフトはHashTabというツールなります。
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HashTabの紹介 †
窓の杜で紹介されているので以下にURLを記します。
http://www.forest.impress.co.jp/lib/sys/file/fileuty/hashtabshlex.html
以下、hashtabを起動して特定のファイルのダイジェスト値
HashTabの入手とインストール †
窓の杜で紹介されているページからダウンロードすることができます。
http://www.forest.impress.co.jp/lib/sys/file/fileuty/hashtabshlex.html
作者のページは以下のURLになります。
http://implbits.com/
- 上記URLよりHashTabをダウンロードする。
当方、窓の杜のダウンロード先からHashTabをダウンロードしました。
本記事作成時のダウンロードしたファイル名は HashTabv4.0.0Setup.zip でした。
- ダウンロードしたzipファイルを解凍すると以下のセットアップファイルが作成されました。
- インストール開始時のスクリーンショットです。
メッセージに従いインストールを進めます。
HashTabの使い方 †
HashTabはファイルのプロパティ欄に追加されています。
以下の操作でダイジェスト値(ハッシュ値)を調べることができます。
- ダイジェスト値(ハッシュ値)を調べたいファイルのプロパティをクリックする。
右クリックをしプロパティをクリックします。
- ハッシュ値のタブが追加されているのが確認できます。
以下のスクリーンショットはLinuxディストリビューションの1つであるVine LinuxのISOイメージのダイジェスト値(ハッシュ値)を求めているときのスクリーンショットです。
ファイルサイズが大きいのでハッシュ値計算のプログレスバーが表示されています。
- ハッシュ値計算済みのスクリーンショット
ハッシュ値計算済みのスクリーンショットになります。
(今回、Vine LinuxのISOイメージを利用しており、SHA1のダイジェスト値のファイル(Vine60-DVD-x86_64.iso.sha1sum)が提供されています。このファイル内のダイジェスト値を利用しました。)
- ハッシュ値の比較方法
ハッシュ値の比較方法としてテキストボックスにハッシュ値をペースト(入力)して確認する方法とハッシュ値が格納されているファイルを選択して比較する方法が提供されています。
- テキストボックスにハッシュ値をペースト(入力)して確認
ハッシュ値が同じ場合
緑色のチェックマークが表示されます。
ハッシュ値が異なる場合
赤色の×マークが表示されます。
- ファイルを選択して比較する
この機能は別のファイルを選択しファイル内容が同一であるかを確認できる機能のようです。
他のハッシュ値を求める †
Optionsのリンクを押すと以下のように他のハッシュ関数を通した値も表示されます。
ハッシュ関数一覧
- Adler32
- CRC32
- MD2
- MD4
- MD5
- RIPEMD-128
- RIPEMD-256
- RIPEMD-320
- SHA-1
- SHA-256
- SHA-384
- SHA-512
- Tiger
- Whirlpool
その他 †
メッセージダイジェスト、ダイジェスト、ハッシュの文言についての意味は以下のWikipediaのページがわかりやすいと思います。