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PowerShellでURLエンコード・URLデコード

PowerShellでURLエンコード・URLデコードを行うサンプルを以下に記します。


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使用したPowerShellのバージョン

PS D:\> ($HOST.Version).ToString()
5.0.10586.117

HttpUtilityクラス

HttpUtilityクラスを使用すると簡単にURLエンコード・デコードをすることができます。
ただし、HttpUtilityクラスがデフォルトでは有効になっていないので、Add-Typeにて追加する必要があります。

Add-Type -AssemblyName System.Web

以下のように、簡単にURLエンコード・デコードをすることができます。

PS D:\> Add-Type -AssemblyName System.Web
PS D:\> [System.Web.HttpUtility]::UrlEncode("あ")
%e3%81%82
PS D:\> [System.Web.HttpUtility]::UrlDecode("%e3%81%82")
あ

ただし、UrlEncodeの出力を見ると、UTF-8になっているのがわかります。
E38182はUTF-8では「あ」になります。

文字コードを指定してURLエンコード

以下のようにGetEncodingを使用して、文字コードを指定することができます。

PS D:\> [System.Web.HttpUtility]::UrlEncode("あ",[Text.Encoding]::GetEncoding("sjis"))
%82%a0
PS D:\> [System.Web.HttpUtility]::UrlEncode("あ",[Text.Encoding]::GetEncoding("SHIFT-JIS"))
%82%a0

以下の出力のように、「aiueoあいうえお」の文字が入っているSJISのテキストファイルを作成しました。
WindowsだとSJISファイルが多いと思いますので。
Out-FileのEncodingオプションにdefaultを指定しているので、SJISで出力されます。
(Encodingオプションに指定しないと(-Encoding defaultを記述しない)、UNICODE BOM付で出力されます。)

PS D:\> Write-Output aiueoあいうえお | Out-File -Encoding default aiueo_sjis.txt
PS D:\> gc .\aiueo_sjis.txt
aiueoあいうえお

このSJISのテキストファイル内容をURLエンコードしてみます。

PS D:\> Add-Type -AssemblyName System.Web
PS D:\> [System.Web.HttpUtility]::UrlEncode((Get-Content(".\aiueo_sjis.txt")).toString(),[Text.Encoding]::GetEncoding("sjis"))
aiueo%82%a0%82%a2%82%a4%82%a6%82%a8
PS D:\> [System.Web.HttpUtility]::UrlEncode((Get-Content(".\aiueo_sjis.txt")).toString(),[Text.Encoding]::GetEncoding("Shift-JIS"))
aiueo%82%a0%82%a2%82%a4%82%a6%82%a8

尚、sjis, Shift-JISと記した部分をeuc-jpにすれば、eucにもなります。

PS D:\> [System.Web.HttpUtility]::UrlEncode((Get-Content(".\aiueo_sjis.txt")).toString(),[Text.Encoding]::GetEncoding("euc-jp"))
aiueo%a4%a2%a4%a4%a4%a6%a4%a8%a4%aa

詳細は調べておりませんが、文字コードを判別してくれているようです。

文字コードを指定してURLデコードをする

上記では文字コード指定による、URLエンコードを行いました。
以下、文字コード指定によるURLデコードの実行例を記します。

上記のsjisを指定してURLエンコードした文字列を使用しURLデコードしてみた例です。

PS D:\> [System.Web.HttpUtility]::UrlDecode("aiueo%82%a0%82%a2%82%a4%82%a6%82%a8",[Text.Encoding]::GetEncoding("sjis"))
aiueoあいうえお

上記のeuc-jpを指定してURLエンコードした文字列を使用しURLデコードしてみた例です。

PS D:\> [System.Web.HttpUtility]::UrlDecode("aiueo%a4%a2%a4%a4%a4%a6%a4%a8%a4%aa",[Text.Encoding]::GetEncoding("euc-jp"))
aiueoあいうえお

以下の例は、URLエンコードした文字コードがeuc-jpなのに、sjisを指定した例です。
当然、文字化けします。

PS D:\> [System.Web.HttpUtility]::UrlDecode("aiueo%a4%a2%a4%a4%a4%a6%a4%a8%a4%aa",[Text.Encoding]::GetEncoding("sjis"))
aiueo、「、、、ヲ、ィ、ェ

以上、PowerShellでURLエンコード、デコードを行う方法の紹介でした。



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Last-modified: 2016-12-15 (木) 14:35:57