Windows7にPowerShell5.0をインストールしてみた †
Windows7にPowerShell5.0をインストールしたときの資料です。(2016/4/14現在)
本資料で使用したOSは Windows 7 SP1 64bit になります。
インストール後の追記 †
PowerShellのバージョンが変わったのは確認できましたが、PowerShellのCUIはかわらないのですね。
Windows10のPowerShellを起動した場合は、構文に色がついたり、CTRL+Rによる補完なんかもできるのですけどね。
CUIの使い勝手は変わりませんが、バージョンアップすることにより、PowerShell5.0の新機能であるclassの作成などもできました。
関連記事 †
WMF5.0(Windows Management Framework 5.0)とは †
WMF5.0(Windows Management Framework 5.0)をインストールすることにより、PowerShell5.0がインストールされ使用できるようになります。
WMF5.0(Windows Management Framework 5.0)をインストールする前に †
WMF5.0をインストールする前に以下の内容を調べ対処してください。
今回、この記事ではWindows7を対象としているので、OS要件としては、Windows 7 SP1となっているか確認してください。
また、WMF5.0をインストールするには、.NET Framework 4.5以上をインストールしておく必要があります。
インストールされていない場合は、別途、.NET Framework 4.5以上をインストールしてください。
まとめると
- Windows 7 SP1 であること
- .NET Framework 4.5以上 がインストールされていること
.NET Framework 4.5 がインストールされているか確認する方法 †
.NET Framework 4.5がインストールされているかどうかを確認するには、「プログラムのアンインストールまたは変更」の画面で確認するとよいでしょう。
以下の手順で確認することができます。
- スタート→コントロールパネル
- 表示方法:カテゴリで説明します。
- プログラムのアンインストールをクリック
- .NET Frameworkのバージョンを確認します。
以下のスクリーンショットでは、.Net Framework 4.6.1がインストールされていることが確認できます。
.NET Frameworkの各バージョン入手およびインストーラ †
WMF5.0のシステム要件として指示されている、.NET Frameworkのバージョンがインストールされていない場合は、以下のURLからダウンロードしインストールしてください。
- .NET Framework のインストール (以下の各バージョンについて記述されているページです。)
- .NET Framework 4.5
- .NET Framework 4.5.1
- .NetFramework 4.5.2
- .NetFramework 4.6
- .NetFramework 4.6.1
尚、上記のスクリーンショットにあるように、当方のマシンは既に.NetFramework 4.6.1がインストールされていたので、.NetFrameworkのインストールについては割愛させていただきます。
WMF5.0のダウンロードおよびインストール †
以下の手順でWMF5.0をインストールしました。
- Windows 7 SP1であり、インストール要件にある.NetFrameworkが4.5以上であるこを確認します。
- WMF5.0を以下のURLからダウンロードします。
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=50395
- ダウンロードをクリックします。
- 以下の画面が表示されるので、対応するファイルにチェックを入れ、Nextをクリックします。
尚、今回インストールするPCはWindows 7 SP1 64bit版なので、Win7AndW2K8R2-KB3134760-x64.msu をダウンロードしました。
32bit版であれば、Win7-KB3134760-x86.msu になるでしょう。
- 以下の画面が表示されましたので、ファイルを保存するにチェックを変えOKボタンを押しました。
- ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたフォルダに移動し、ダウンロードしたファイルを実行します。
- インストール開始のメッセージ画面やライセンス同意画面が表示されますので、メッセージに従って操作してください。
- インストールにはしばらく時間がかかります。
- インストールが完了するとマシンの再起動を要求されるので再起動します。
- 再起動するとWindows 更新プログラムの構成中となりますので、しばらく待ちます。
- PowerShellを起動します。
- $PSVersionTableまたは$Hostと入力し、Enterキーを押します。
$PSVersionTable
または
$Host
実行すると以下のようにPowerShellのバージョンが5.0になっているのが確認できます。
PS C:\Users\sakura> $PSVersionTable
Name Value
---- -----
PSVersion 5.0.10586.117
PSCompatibleVersions {1.0, 2.0, 3.0, 4.0...}
BuildVersion 10.0.10586.117
CLRVersion 4.0.30319.42000
WSManStackVersion 3.0
PSRemotingProtocolVersion 2.3
SerializationVersion 1.1.0.1
PS C:\Users\sakura> $Host
Name : ConsoleHost
Version : 5.0.10586.117
InstanceId : 5ee36ea4-f5de-4db4-b4d2-88296769f2c6
UI : System.Management.Automation.Internal.Host.InternalHostUserInterface
CurrentCulture : ja-JP
CurrentUICulture : ja-JP
PrivateData : Microsoft.PowerShell.ConsoleHost+ConsoleColorProxy
DebuggerEnabled : True
IsRunspacePushed : False
Runspace : System.Management.Automation.Runspaces.LocalRunspace
以上、Windows 7 SP1 にPowerShell5.0をインストールする手順でした。