MsgBox関数で各種アイコンを表示する方法 †
MsgBox関数を使ってメッセージを表示することができますね。
アイコンも表示することができます。
この資料では、各種ボタンの選択とアイコンを選択したサンプルコードを紹介します。
MsgBox関数の構文 †
MsgBox関数の構文は以下のようになります。
[ ]で囲まれた部分は省略可能を意味します。
MsgBox(prompt [, buttons, title, helpfile, context])
今回は省略不可なpromptとbuttonsにメッセージおよびbuttons(アイコンも含んでいる)を指定して各種サンプルコードを記します。
buttonsに設定する値 †
MsgBoxのbuttonsに指定する値は以下のものがあります。
例えば、[はい][いいえ] [キャンセル]ボタンを表示し注意メッセージアイコン表示を表示したい場合は、
vbYesNoCancel + vbExclamation と足し算すれば意図した動作になります。
既に足した数値(3 + 48)を直接指定してもかまいません。
定数 | 値 | 説明 |
vbOKOnly | 0 | [OK]ボタン表示 |
vbOKCancel | 1 | [OK][キャンセル]ボタンを表示 |
vbAbortRetryIgnore | 2 | [中止][再試行][無視]ボタンを表示 |
vbYesNoCancel | 3 | [はい][いいえ][キャンセル]ボタンを表示 |
vbYesNo | 4 | [はい][いいえ]ボタンを表示 |
vbRetryCancel | 5 | [再試行][キャンセル]ボタンを表示 |
vbCritical | 16 | 警告メッセージアイコン表示 |
vbQuestion | 32 | 問い合わせメッセージアイコン表示 |
vbExclamation | 48 | 注意メッセージアイコン表示 |
vbInformation | 64 | 情報メッセージアイコン表示 |
vbDefaultButton1 | 0 | 第1ボタンをデフォルトにする |
vbDefaultButton2 | 256 | 第2ボタンをデフォルトにする |
vbDefaultButton3 | 512 | 第3ボタンをデフォルトにする |
vbDefaultButton4 | 768 | 第4ボタンをデフォルトにする |
vbApplicationModal | 0 | アプリケーションモーダルに設定にする |
vbSystemModal | 4096 | システムモーダルに設定する |
サンプルコード †
以下にいくつかのサンプルコードを記します。
[はい][いいえ] [キャンセル]ボタンを表示 + 注意メッセージアイコン表示 †
このサンプルコードでは、以下の値をbuttonsに指定します。
buttonsの指定は定数を指定しています。
vbYesNoCancel | 3 | [はい][いいえ][キャンセル]ボタンを表示 |
vbExclamation | 48 | 注意メッセージアイコン表示 |
MsgBox "vbYesNoCancel + vbExclamation", vbYesNoCancel + vbExclamation
[再試行][キャンセル]を表示 + 警告メッセージアイコン表示 †
このサンプルコードでは、以下の値をbuttonsに指定します。
定数を使用せず、値を直接足し算しています。
vbRetryCancel | 5 | [再試行][キャンセル]ボタンを表示 |
vbCritical | 16 | 警告メッセージアイコン表示 |
MsgBox "vbRetryCancel + vbCritical", 5 + 16
以上、MsgBox関数でアイコン表示やボタン種類の変更方法でした。