#author("2020-05-01T22:01:34+09:00","","")
#author("2020-05-01T22:02:05+09:00","","")
#navi(../)

* WSLにインストールしたサービスをバッチファイルで起動する方法 [#p32419b5]
WSL version 1 環境をインストールして、OpenSSH、MariaDB、Apacheなどをインストールしたけど、~
毎回、インストールしたLinuxを起動して sudo service サービス名 start するのは面倒ですよね。~
本記事では、インストールしたLinuxを起動せずにコマンドでsshなどのサービスを起動する方法を紹介します。~
コマンドをバッチファイルにしたり、スタートアップフォルダにバッチファイルを入れておけば、サインイン時にサービスを起動できますね。

#contents

* 動作確認環境 [#i6bea586]
- Windows 10 ver 1909
- WSL version 1
-- Debian
-- Ubuntu 18.04

#htmlinsert(win-top.html)

* サービスを起動するコマンド [#cdfea89b]
以下に ssh, MariaDB サービスを起動するコマンドになります。~
このコマンドをバッチファイルにして使用したり、作成したバッチファイルをスタートアップフォルダにいれて置けばサインイン時にサービス起動もできます。


** OpenSSH の起動コマンド [#bf41aeef]
コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行すれば、インストールした OpenSSH サービスが起動します。
 wsl -u root -- service ssh start
バッチファイルにするのであれば、以下のように @echo で表示を抑止すると良いかもです。
 @echo off
 wsl -u root -- service ssh start

** MariaDB の起動コマンド [#l62dd3de]
コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行すれば、インストールした MariaDB サービスが起動します。
 wsl -u root -- service mysql start
バッチファイルにするのであれば、以下のように @echo で表示を抑止すると良いかもです。
 @echo off
 wsl -u root -- service mysql start

* サービスの稼働状態一覧コマンド [#h0f7e744]
WSLのLinuxを使っていて、何のサービスをインストールしたかな?~
サービスは動いているかな?~
など確認するには、以下のコマンドで簡単に調べることができます。
 service --status-all
以下、当方の環境で実行したときの出力です。~
''[ + ]''となっていればサービスは動いています。
 sakura@winpc:~$ service --status-all
  [ - ]  cron
  [ - ]  dbus
  [ ? ]  hwclock.sh
  [ - ]  kmod
  [ - ]  mysql
  [ ? ]  networking
  [ - ]  procps
  [ - ]  rsync
  [ - ]  rsyslog
  [ + ]  ssh
  [ - ]  sudo
  [ - ]  udev
  [ - ]  x11-common

以上、WSLで構築したLinuxにインストールしたサービスをコマンドで起動する方法でした。

#htmlinsert(wint-btm.html)
#htmlinsert(win-btm.html)

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