Windows大型アップデートの時はソフトウェアをインストールするたびに
32GB eMMCだと空き容量が常に不足気味で困りますよね。
今回、compactコマンドを使ってどこまで空き容量が増えるかを試してみます。
最後にcompactコマンド圧縮前と圧縮後のキャプチャ等も記してあります。
compactコマンドのヘルプをみると、NTFSパーティション上のファイルを圧縮したり元に戻すコマンドであることがわかります。
以下、compactコマンドのヘルプ抜粋です。
C:\Windows\system32>compact.exe /? NTFS パーティション上のファイルの圧縮状態を表示または変更します。 COMPACT [/C | /U] [/S[:ディレクトリ]] [/A] [/I] [/F] [/Q] [/EXE[:アルゴリズム]] [/CompactOs[:オプション] [/WinDir:ディレクトリ]] [ファイル名 [...]] <省略> /CompactOs システムの圧縮状態を設定または照会します。次のオプションがサポー トされます。 query - システムの圧縮状態を照会します。 always - すべての OS バイナリを圧縮し、システムの状態を 圧縮に設定します。この状態は、管理者が変更しない限りそのままになります。 never - すべての OS バイナリを圧縮解除し、システムの状態を 無圧縮に設定します。この状態は、管理者が変更しない限りそのままになります。 <省略>
本記事では、CompactOsオプションを使った記事となります。
すでに圧縮済みの場合は、本コマンドを使用しても空き容量は増えません。
以下の手順で圧縮済みかどうかを確認することができます。
compact /compactos query
C:\Windows\system32> compact /compactos:query システムは圧縮状態ではありませんが、必要に応じて圧縮できます。
「圧縮状態ではない」と出力されたので、以降、compactコマンドを使って圧縮します。
compactコマンドで圧縮し空き容量を増やしてみます。
以下の手順で圧縮が開始されます。
compact /compactos always
時間がかかるのでプロンプトが戻るまで待ちます。
compactコマンドで圧縮したけど、やっぱり元に戻したい場合は、以下のコマンドになります。
compact /compactos:never
操作は上記同様、管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、上行のコマンドを実行します。
空き容量は以下のようになりました。
compactコマンド実行前|コンパクトコマンド実行後|
01.png | 03.png |
02.png | 04.png |
6.95G確保されています。
以上、compactコマンドの紹介でした。