#author("2019-07-14T15:01:45+09:00","","") #navi(../) * 32GB eMMCマシンでcompactosコマンドを試してみる [#f99cf652] Windows大型アップデートの時はソフトウェアをインストールするたびに ~32GB eMMCだと空き容量が常に不足気味で困りますよね。~ 今回、compactコマンドを使ってどこまで空き容量が増えるかを試してみます。~ 最後にcompactコマンド圧縮前と圧縮後のキャプチャ等も記してあります。 #htmlinsert(win-top.html) #contents * Windows10バージョンとインストール済アプリ [#ya6df436] -Windows 10 Home 64bit バージョン1903~ 1903をクリーンインストールした状態で実施しました。~ したがって、予約済みストレージとして7GBの容量が確保されています。~ またOffice365がインストールされている状態です。 * compactコマンドとは [#k5cf9e10] compactコマンドのヘルプをみると、NTFSパーティション上のファイルを圧縮したり元に戻すコマンドであることがわかります。~ 以下、compactコマンドのヘルプ抜粋です。 C:\Windows\system32>compact.exe /? NTFS パーティション上のファイルの圧縮状態を表示または変更します。 COMPACT [/C | /U] [/S[:ディレクトリ]] [/A] [/I] [/F] [/Q] [/EXE[:アルゴリズム]] [/CompactOs[:オプション] [/WinDir:ディレクトリ]] [ファイル名 [...]] <省略> /CompactOs システムの圧縮状態を設定または照会します。次のオプションがサポー トされます。 query - システムの圧縮状態を照会します。 always - すべての OS バイナリを圧縮し、システムの状態を 圧縮に設定します。この状態は、管理者が変更しない限りそのままになります。 never - すべての OS バイナリを圧縮解除し、システムの状態を 無圧縮に設定します。この状態は、管理者が変更しない限りそのままになります。 <省略> 本記事では、CompactOsオプションを使った記事となります。~ * compactコマンドで状態を確認 [#fed9448f] すでに圧縮済みの場合は、本コマンドを使用しても空き容量は増えません。~ 以下の手順で圧縮済みかどうかを確認することができます。 + 管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。 + 以下のコマンドを実行し出力を確認します。 compact /compactos query +当方の環境では以下の出力になりました。 C:\Windows\system32> compact /compactos:query システムは圧縮状態ではありませんが、必要に応じて圧縮できます。 「圧縮状態ではない」と出力されたので、以降、compactコマンドを使って圧縮します。 * compactコマンドで圧縮 [#c9a3b574] compactコマンドで圧縮し空き容量を増やしてみます。~ 以下の手順で圧縮が開始されます。 + 管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。 + 以下のコマンドを実行し出力を確認します。 compact /compactos always #ref(06.png) #br 時間がかかるのでプロンプトが戻るまで待ちます。 * もとに戻す場合 [#ja6a0260] compactコマンドで圧縮したけど、やっぱり元に戻したい場合は、以下のコマンドになります。 compact /compactos:never 操作は上記同様、管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、上行のコマンドを実行します。 * ビフォーアフター(空き容量の確認) [#pafb8bf3] 空き容量は以下のようになりました。~ ''compactコマンド実行前''|''コンパクトコマンド実行後''| |01.png|03.png| |02.png|04.png| * 予約済み領域 [#k7eeac92] 6.95G確保されています。 #ref(06.png) 以上、compactコマンドの紹介でした。 #htmlinsert(win-btm.html)