-[[パフォーマンスカウンタの作成・実行・停止・採取>コマンドプロンプト/パフォーマンスカウンタの作成・実行・停止・採取]]
#navi(../)
* パフォーマンスカウンタの作成・実行・停止・採取 [#m7141e09]
パフォーマンスカウンタの作成・実行・停止・採取の手順を以下に記します。~
これにより、CPU使用率、ネットワーク、ディスクIOなどの値を採取することができます。~
(Linuxで言えば、sarコマンドで取得する情報になります。)~
本資料は、Windows8.1を使用して動作確認を行いました。
#contents
#htmlinsertpcsp(win-top.html,win-sp.html)
* パフォーマンスカウンタの作成 [#h6bbfe36]
logmanコマンドを使用することにより、パフォーマンスカウンタを作成することができます。~
本資料では、c:\PerfCounterに情報を取得するような手順となっています。
+ コマンドプロンプトを管理者権限で起動します。
+ 取得したデータを保存するフォルダを作成します。
mkdir c:\PerfCounter
+ 取得するカウンタリストファイルを作成します。~
テキストエディタを開き以下の情報を入力してください。~
作成したテキストファイルは、c:\PerfCounterに保存します。
#ref(counterlist.txt)~
\LogicalDisk(*)\*
\Memory\*
\Network Interface(*)\*
\PhysicalDisk(*)\*
\Processor(*)\*
+ PerfCounterディレクトリに移動します。
cd c:\PerfCounter
+ logmanコマンドでパフォーマンスカウンタを作成します。~
構文は以下の通りです。~
出力形式は、csvとしています。
logman create counter カウンタ名 -cf 取得する情報 -f csv -si 採取間隔 -o 出力ファイル名
本記事では、以下のようにしました。
logman create counter myPerfLog -cf .\counterlists.txt -f csv -si 30 -o c:\PerfCounter\myPerfLog.csv
上記のコマンドを実行すると以下のように出力されます。
c:\PerfCounter>logman create counter myPerfLog -cf .\counterlists.txt -f csv -si 30 -o c:\PerfCounter\myPerfLog.csv
コマンドは、正しく完了しました。
コンピュターの管理で見てみると、パフォーマンスカウンタが作成されているのが確認できます。
#ref(01.png)
* 作成されたパフォーマンスカウンタを確認する [#kf3f17b5]
上記の コンピュータの管理→パフォーマンス→レポート→ユーザ定義 でGUIにて確認することもできますが、~
コマンドによりパフォーマンスカウンタを確認することもできます。
logman query
logman queryを実行した時の出力です。
c:\PerfCounter>logman query
データ コレクター セット 種類 状態
-------------------------------------------------------------------------------
LSC Memory 警告 実行中
myPerfLog カウンター 停止済み
コマンドは、正しく完了しました。
詳細な情報を確認する場合は、パフォーマンスカウンタ名も一緒に指定します。
c:\PerfCounter>logman query myPerfLog
名前: myPerfLog
状態: 停止
ルート パス: c:\PerfCounter\
セグメント: オフ
スケジュール: オン
別のユーザーとして実行: SYSTEM
名前: myPerfLog\myPerfLog
種類: カウンター
追加: オフ
循環: オフ
上書き: オフ
サンプルの間隔: 30 秒
カウンター:
\LogicalDisk(*)\*
\Memory\*
\Network Interface(*)\*
\PhysicalDisk(*)\*
\Processor(*)\*
コマンドは、正しく完了しました。
* パフォーマンスカウンタの実行・停止 [#bf68cc7c]
作成したパフォーマンスカウンタは以下の構文で実行することができます。
-実行
logman start パフォーマンスカウンタ名
-停止
logman stop パフォーマンスカウンタ名
以下、実行した時の出力例です。
c:\PerfCounter>logman start myPerfLog
コマンドは、正しく完了しました。
本資料では30秒間隔で、情報を採取しています。~
データが取得されている確認します。
c:\PerfCounter>dir
ドライブ C のボリューム ラベルは Windows8_OS です
ボリューム シリアル番号は D8A1-541E です
c:\PerfCounter のディレクトリ
2015/10/12 09:40 <DIR> .
2015/10/12 09:40 <DIR> ..
2015/10/12 09:21 92 counterlists.txt
2015/10/12 09:40 31,639 myPerfLog_000001.csv
2 個のファイル 31,731 バイト
2 個のディレクトリ 53,964,902,400 バイトの空き領域
myPerfLog_000001.csvが作成されているのが確認できます。
#ref(02.png)
* パフォーマンスカウンタの削除 [#k900aae6]
作成したパフォーマンスカウンタの削除は以下のコマンドで実行します。
logman delete パフォーマンスカウンタ名
今回作成したパフォーマンスカウンタを削除した実行例は以下の通りです。
c:\PerfCounter>logman delete myPerflog
コマンドは、正しく完了しました。
logman query で確認すると削除されていのが確認できます。
c:\PerfCounter>logman query
データ コレクター セット 種類 状態
-------------------------------------------------------------------------------
LSC Memory 警告 実行中
コマンドは、正しく完了しました。
* logmanコマンドの他の設定 [#d7c9d945]
logman createコマンドでは他のオプションも多々あります。~
ファイルサイズの最大値を指定したり、取得開始時間、終了時間の設定や、出力ファイルにYYYYMMDDHHMISSをつけたりなどすることがきます。~
以下のコマンドでオプションを確認してみてください
logman /?
以上、パフォーマンスカウンタの使用例でした。
#htmlinsertpcsp(win-btm.html,win-sp.html)