FAT32・FAT16をNTFSに変換する・convert †
格安で販売されているWindows10のタブレットやノートPCのeMMCの容量は32GBばかり。
補助記憶領域としてmicroSD, SDカードを挿している人も多いと思います。
mklinkコマンドで、eMMC側からSDカードにシンボリックリンクは張ろうにもNTFSでないとmklinkに叱られます。
本記事は、データは消したくない。しかし、NTFSに変換しmklinkでeMMCからSDカードにリンクを張りたい場合などに有効だと思います。
Windows10で動作確認を行いました。
convertコマンドでFATをNTFSに変換 †
convertコマンドを使用することにより、FAT16/FAT32をNTFSに変換することできます。
ほとんどの場合、FAT32だと思います。
ちなみに、convertコマンドでexFATをNTFSに変換することはできません。
以下の記述は、microSDをFAT32からNTFSに変換したときの操作手順です。
- microSDのドライブ名とファイルシステムを確認
ドライブのプロパティを確認しました。
ドライブ名がO:でファイルシステムがFAT32であることを確認できます。
- コマンドプロンプトを管理者で起動します。
- convertコマンドでFAT32からNTFSに変換します。
コマンドの構文は以下の通りです。
convert ドライブ名:/fs:ntfs
今回の例では、O:ドライブなので、以下のようになります。
convert o:/fs:ntfs
以下実行中のスクリーンショットです。
「変換は完了しました」が出力されるまで、コマンドプロンプトを閉じないでください。
- 変換したドライブのプロパティを確認
保存されていたデータが削除されず、NTFSになっていることが確認できます。
以上、FATをNTFSに変換するconvertコマンドの紹介でした。