PowerShellでファイルやディレクトリの属性を設定・変更する Set-ItemProperty

コマンドプロンプトのattribと同等とことをPowerShellでは、Set-ItemPropertyコマンドレットを使うことで実現できます。
以下にSet-ItemPropertyを使った使用例を記します。


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使用したPowerShellバージョンおよびWindows OS

ファイルとディレクトリを作成して読み取り専用にしてみる

動作確認用にfooといる空ファイルとディレクトリを作成しました。

PS O:\wk> New-Item -ItemType File foo

    ディレクトリ: O:\wk

Mode                LastWriteTime         Length Name                                                                                         
----                -------------         ------ ----                                                                                         
-a----       2019/07/08     21:17              0 foo           
New-Item -ItemType Directory bar

    ディレクトリ: O:\wk

Mode                LastWriteTime         Length Name                                                                                         
----                -------------         ------ ----                                                                                         
d-----       2019/07/08     21:32                bar   

ちなみに attrib コマンドのファイルの出力はAとなっています。

O:\wk>attrib foo
A                    O:\wk\foo

O:\wk>attrib bar
                     O:\wk\bar
					 

Modeをみると、aがあるのでアーカイブ属性がついていますね。

01.png
 

詳細設定ボタンをクリックするとファイルをアーカイブ可能にするにチェックがついています。

02.png
 

Set-ItemPropertyの構文と属性値

Set-ItemPropertyの設定できる属性は下表の通りです。

実行例

上記で作成したfooファイルおよびbarディレクトリの属性を変更してみます。

Set-ItemProperty -Path .\foo -Name Attributes -Value "ReadOnly,Hidden"
 
Get-ChildItem -Force .\foo

    ディレクトリ: O:\wk

Mode                LastWriteTime         Length Name                                                                                         
----                -------------         ------ ----                                                                                         
--rh--       2019/07/08     21:17              0 foo           

rhがついていますね。
ちなみにGet-ChildItemで隠しファイルを表示する場合は、上記の通り -Forceを付けます。

以上、PowerShellでファイルやディレクトリのファイル属性を付与したり外したりする操作例でした。



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