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WSLにインストールしたサービスをバッチファイルで起動する方法

WSL version 1 環境をインストールして、OpenSSH、MariaDB、Apacheなどをインストールしたけど、
毎回、インストールしたLinuxを起動して sudo service サービス名 start するのは面倒ですよね。
本記事では、インストールしたLinuxを起動せずにコマンドでsshなどのサービスを起動する方法を紹介します。
コマンドをバッチファイルにしたり、スタートアップフォルダにバッチファイルを入れておけば、サインイン時にサービスを起動できますね。

動作確認環境

  • Windows 10 ver 1909
  • WSL version 1
    • Debian
    • Ubuntu 18.04

サービスを起動するコマンド

以下に ssh, MariaDB サービスを起動するコマンドになります。
このコマンドをバッチファイルにして使用したり、作成したバッチファイルをスタートアップフォルダにいれて置けばサインイン時にサービス起動もできます。

OpenSSH の起動コマンド

コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行すれば、インストールした OpenSSH サービスが起動します。

wsl -u root -- service ssh start

バッチファイルにするのであれば、以下のように @echo で表示を抑止すると良いかもです。

@echo off
wsl -u root -- service ssh start

MariaDB の起動コマンド

コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行すれば、インストールした MariaDB サービスが起動します。

wsl -u root -- service mysql start

バッチファイルにするのであれば、以下のように @echo で表示を抑止すると良いかもです。

@echo off
wsl -u root -- service mysql start

サービスの稼働状態一覧コマンド

WSLのLinuxを使っていて、何のサービスをインストールしたかな?
サービスは動いているかな?
など確認するには、以下のコマンドで簡単に調べることができます。

service --status-all

以下、当方の環境で実行したときの出力です。
[ + ]となっていればサービスは動いています。

sakura@winpc:~$ service --status-all
 [ - ]  cron
 [ - ]  dbus
 [ ? ]  hwclock.sh
 [ - ]  kmod
 [ - ]  mysql
 [ ? ]  networking
 [ - ]  procps
 [ - ]  rsync
 [ - ]  rsyslog
 [ + ]  ssh
 [ - ]  sudo
 [ - ]  udev
 [ - ]  x11-common

以上、WSLで構築したLinuxにインストールしたサービスをコマンドで起動する方法でした。



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Last-modified: 2020-05-01 (金) 22:02:05