PowerShellでHTTPのPOSTをする方法 †
本記事は、PowerShellのInvoke-WebRequestコマンドレットを使って、HTTPのPOSTを実現する記事になります。
PowerShellからPOSTしたいのだけど…と思われている方、本資料が参考になると思います。
JSONやXMLで返却されるのであれば、Invoke-RestMethodを使用するのも良いと思います。
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POSTするためのWebサーバを用意 †
以下のPHPスクリプトをPHPが動作するサーバに設置して動作確認を行いました。
POSTされたaとbを足し算するだけの簡単なスクリプトです。
<?php
$a = $_POST["a"];
$b = $_POST["b"];
$c = $a + $b;
echo $c
?>
POSTされた値を足し算し、合計値を表示するPHPスクリプトになります。
PowerShellでPOSTしてみる †
上記のphpスクリプトを配置し、PowerShellからPOSTした結果は以下の通りです。
- POSTするパラメータをハッシュに指定。
PS C:\> $postParams = @{a="1"; b="2"}
- 設定したハッシュの確認
PS C:\> $postParams
Name Value
---- -----
a 1
b 2
- post.phpを指定したサーバのURLを指定し、以下のようにして実行
PS C:\> Invoke-WebRequest http://localhost/post.php -Method POST -Body $postParams
- 上記のコマンドを実行すると、POSTしてサーバから返却された情報が表示されます。
StatusCode : 200
StatusDescription : OK
Content : 3
RawContent : HTTP/1.1 200 OK
Connection: keep-alive
Content-Length: 2
Content-Type: text/html; charset=UTF-8
Date: Mon, 23 Apr 2018 14:44:43 GMT
Server: Apache
X-Powered-By: PHP/5.6.21
3
Forms : {}
Headers : {[Connection, keep-alive], [Content-Length, 2], [Content-Type, text/html; charset=UTF-8], [Date, Mo
n, 23 Apr 2018 14:44:43 GMT]...}
Images : {}
InputFields : {}
Links : {}
ParsedHtml : mshtml.HTMLDocumentClass
RawContentLength : 2
- 実際に計算された情報のみ(content部分)のみ取り出すと、足し算されて合計値が取得できているのが確認できます。
PS C:\> (Invoke-WebRequest http://just4fun.biz/fol/post.php -Method POST -Body $postParams).content
3
したがって、以下の構文で簡単にPOSTすることができます。
Invoke-WebRequest サーバURL -Method POST -Body パラメータ
または
Invoke-WebRequest -Uri サーバURL -Method POST -Body パラメータ
上記ではパラメータとなる情報を変数に設定し、Invoke-WebRequestコマンドレットに渡していましたが、
以下のように一行で書くことも可能です。
PS C:\> (Invoke-WebRequest -Uri http://localhost/post.php -Method POST -Body @{"a"="8";"b"="7"}).content
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以上、PowerShellのInvoke-WebRequestコマンドレットを使って簡単にPOSTできる方法の紹介でした。