ファイルやディレクトリ一覧を表示するdirコマンド †dirコマンドはファイルやディレクトリの一覧を表示するコマンドです。 関連記事 †ファイル一覧の表示 †dirコマンドを利用してファイル一覧を表示してみます。 dir オプションなし †ファイルとディレクトリ<DIR>の一覧が表示されます。 C:\Windows>dir ドライブ C のボリューム ラベルは win7hdd です ボリューム シリアル番号は ABCD-EF12 です C:\Windows のディレクトリ 2012/04/22 01:50 <DIR> . 2012/04/22 01:50 <DIR> .. 2009/09/21 14:30 33 0 2008/12/23 16:49 0 Acer.tag 2009/07/14 14:32 <DIR> addins 2009/07/14 12:20 <DIR> AppCompat 2011/08/12 12:27 <DIR> AppPatch 2010/11/20 05:24 71,168 bfsvc.exe 2009/07/14 14:32 <DIR> Boot <以下省略> ファイル名の一部を指定 †aから始まるファイルまたはディレクトリを表示 C:\Windows>dir a* ドライブ C のボリューム ラベルは win7hdd です ボリューム シリアル番号は ABCD-EF12 です C:\Windows のディレクトリ 2008/12/23 16:49 0 Acer.tag 2009/07/14 14:32 <DIR> addins 2009/07/14 12:20 <DIR> AppCompat 2011/08/12 12:27 <DIR> AppPatch 1 個のファイル 0 バイト 3 個のディレクトリ 89,344,872,448 バイトの空き領域 ファイル名またはディレクトリ名のみ表示 †/bオプションによりファイル作成日時やファイルサイズは表示されず、ファイル名とディレクトリ名のみ表示されます。 C:\Windows>dir /b a* Acer.tag addins AppCompat AppPatch ファイル検索 †/sオプションによりサブフォルダも含めたファイル検索が可能になります。 C:\Windows>dir *.txt /s ドライブ C のボリューム ラベルは win7hdd です ボリューム シリアル番号は ABCD-EF12 です C:\Windows のディレクトリ 2009/09/21 10:47 10 CSUP.TXT 2008/01/02 13:36 558 diskinfo.txt 2008/05/14 17:10 18 listvol.txt 2009/12/30 22:53 17,485 PrimoPDF Setup Log.txt 4 個のファイル 18,071 バイト C:\Windows\ehome\ja-JP のディレクトリ 2009/07/14 19:48 18,170 epgtos.txt 2009/07/14 19:48 8,540 playready_eula.txt 2009/07/14 19:48 14,294 playReady_eula_oem.txt 3 個のファイル 41,004 バイト <以下省略> /bオプションを付けて検索したほうがシンプルな表示形式になります。 C:\Windows>dir *.txt /s/b C:\Windows\CSUP.TXT C:\Windows\diskinfo.txt C:\Windows\listvol.txt C:\Windows\PrimoPDF Setup Log.txt <以下省略> ディレクトリのみ表示したい場合 †/adオプションによりディレクトリのみの出力になります。 C:\Windows>dir /ad ドライブ C のボリューム ラベルは win7hdd です ボリューム シリアル番号は ABCD-EF12 です C:\Windows のディレクトリ 2012/04/22 01:50 <DIR> . 2012/04/22 01:50 <DIR> .. 2009/07/14 14:32 <DIR> addins 2009/07/14 12:20 <DIR> AppCompat 2011/08/12 12:27 <DIR> AppPatch 2012/04/15 22:44 <DIR> assembly 2009/07/14 14:32 <DIR> Boot 2009/07/14 14:32 <DIR> Branding <以下省略> シンプルな表示形式にしたい場合は、ここでも/bオプションを利用します。 C:\Windows>dir /ad /b addins AppCompat AppPatch assembly Boot Branding Cursors debug <以下省略> ファイルのみ表示したい場合 †/a-dオプションによりディレクトリを除いた表示になります。 C:\Windows>dir /a-d ドライブ C のボリューム ラベルは win7hdd です ボリューム シリアル番号は ABCD-EF12 です C:\Windows のディレクトリ 2009/09/21 14:30 33 0 2008/12/23 16:49 0 Acer.tag 2010/11/20 05:24 71,168 bfsvc.exe 2012/04/22 01:12 67,584 bootstat.dat 2009/09/21 10:47 10 CSUP.TXT 2010/10/23 14:22 31,778 DirectX.log <以下省略> シンプルな表示形式にしたい場合は、ここでも/bオプションを利用します。 C:\Windows>dir /a-d /b 0 Acer.tag bfsvc.exe bootstat.dat CSUP.TXT DirectX.log diskinfo.txt DPINST.LOG DtcInstall.log <以下省略> ファイル名、ディレクトリ名を横に表示する †/wオプションによりファイル一覧を横に表示することができます。 C:\Users\sakura>dir /w ドライブ C のボリューム ラベルは win7hdd です ボリューム シリアル番号は ABCD-EF12 です C:\Users\sakura のディレクトリ [.] [..] [.gimp-2.6] .recently-used.xbel [.thumbnails] [.VirtualBox] [Contacts] [Desktop] [Documents] [Downloads] [Favorites] [Links] [Music] NTUSER.DAT [Pictures] [Saved Games] [Searches] [Videos] 2 個のファイル 1,061,142 バイト 16 個のディレクトリ 89,339,678,720 バイトの空き領域 ファイルのソート †以下のオプションによりファイルのソート表示ができます。
日付でソートしてみた出力結果です。 C:\Windows>dir /od ドライブ C のボリューム ラベルは win7hdd です ボリューム シリアル番号は ABCD-EF12 です C:\Windows のディレクトリ 2008/01/02 13:02 3,540 TSSysprep.log 2008/01/02 13:12 74 PidList.ini 2008/01/02 13:12 200,704 PLFSetI.exe 2008/01/02 13:16 <DIR> PCHEALTH 2008/01/02 13:36 3,043 DtcInstall.log 2008/01/02 13:36 <DIR> Panther 2008/01/02 13:36 558 diskinfo.txt C:\Windows>dir /o-d ドライブ C のボリューム ラベルは win7hdd です ボリューム シリアル番号は ABCD-EF12 です C:\Windows のディレクトリ 2012/04/22 01:50 <DIR> .. 2012/04/22 01:50 <DIR> . 2012/04/22 01:45 <DIR> Temp 2012/04/22 01:30 1,875,307 WindowsUpdate.log 2012/04/22 01:30 <DIR> inf 2012/04/22 01:30 <DIR> System32 2012/04/22 01:12 98,712 setupact.log 2012/04/15 22:44 <DIR> Microsoft.NET 2012/04/12 23:08 <DIR> Prefetch dirコマンドのヘルプ †dir /?を実行した出力です。 C:\Users\sakura>dir /? ディレクトリ中のファイルとサブディレクトリを一覧表示します。 DIR [ドライブ:][パス][ファイル名] [/A[[:]属性]] [/B] [/C] [/D] [/L] [/N] [/O[[:]ソート順]] [/P] [/Q] [/R] [/S] [/T[[:]タイムフィールド]] [/W] [/X] [/4] [ドライブ:][パス][ファイル名] 一覧表示するドライブ、ディレクトリ、またはファイルを指定します。 /A 指定された属性のファイルを表示します。 属性 D ディレクトリ R 読み取り専用 H 隠しファイル A アーカイブ S システム ファイル I 非インデックス対象ファイル L 再解析ポイント - その属性以外 /B ファイル名のみを表示します (見出しや要約が付きません)。 /C ファイル サイズを桁区切り表示します。これは 既定の設定です。/-C とすると桁区切り表示されません。 /D /W と同じですが、ファイルを列で並べ替えた一覧を表示します。 /L 小文字で表示します。 /N ファイル名を右端に表示する一覧形式を使用します。 /O ファイルを並べ替えて表示します。 ソート順 N 名前順 (アルファベット) S サイズ順 (小さい方から) E 拡張子順 (アルファベット) D 日時順 (古い方から) G - 降順 /P 1 画面ごとに停止して表示します。 /Q ファイルの所有者を表示します。 /R ファイルの代替データ ストリームを表示します。 /S 指定されたディレクトリおよびそのサブディレクトリのすべての ファイルを表示します。 /T どのタイム フィールドを表示するか、または並べ替えに使用するかを 指定します。 タイムフィールド C 作成 A 最終アクセス W 最終更新 /W ワイド一覧形式で表示します。 /X このオプションは MS-DOS 形式以外のファイル名に対する短い名前を 表示します。長い名前の前に短い名前を表示する点を除けば、 /N オプションと同じです。短い名前がない場合は、ブランクに なります。 /4 4 つの数字で年を表示します。 環境変数 DIRCMD にスイッチを設定できます。 /-W のように - (ハイフン) を前に付けると、そのスイッチは無効になります。 以上、dirコマンドの使用例を記述しました。 |