ファイルの所有者やアクセス権限を確認する・dir, icacls

dirコマンド、icaclsコマンドを使用して、所有者、アクセス権限の確認する操作例を以下に記します。


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dirコマンドで所有者を確認する

dirコマンドで所有者を確認したい場合は /Q オプションを使います。

以下、DIRコマンドのヘルプを確認した時の出力です。

C:\Users\sakura\dir /?
ディレクトリ中のファイルとサブディレクトリを一覧表示します。

DIR [ドライブ:][パス][ファイル名] [/A[[:]属性]] [/B] [/C] [/D] [/L] [/N]
  [/O[[:]ソート順]] [/P] [/Q] [/R] [/S] [/T[[:]タイムフィールド]] [/W] [/X] [/4]
<省略>
  /Q          ファイルの所有者を表示します。
<省略>

使用する構文は以下の通りです。

dir /q [ファイル名]

以下、実際にファイルの所有者を確認してみます。

icaclsを使って所有者情報などを確認する

icaclsコマンドを使って、所有者情報など確認する事項例を以下に記します。

上記の(英字)の意味は以下の通りです。(icaclsコマンドのヘルプの抜粋)

perm はアクセス許可マスクであり、次の 2 種類の方法で指定できます:
    単純な権限を列挙:
            N - アクセス権なし
            F - フル アクセス権
            M - 変更アクセス権
            RX - 読み取りと実行のアクセス権
            R - 読み取り専用アクセス権
            W - 書き込み専用アクセス権
            D - 削除アクセス権
    特定の権限をコンマ区切りでかっこ内に列挙:
            DE - 削除
            RC - 読み取り制御
            WDAC - DAC の書き込み
            WO - 所有者の書き込み
            S - 同期
            AS - システム セキュリティへのアクセス
            MA - 無制限
            GR - 一般的な読み取り
            GW - 一般的な書き込み
            GE - 一般的な実行
            GA - 一般的なすべての操作
            RD - データの読み取り/ディレクトリの一覧表示
            WD - データの書き込み/ファイルの追加
            AD - データの追加/サブディレクトリの追加
            REA - 拡張属性の読み取り
            WEA - 拡張属性の書き込み
            X - 実行/スキャン
            DC - 子の削除
            RA - 属性の読み取り
            WA - 属性の書き込み
    継承権限はどちらの形式の前にも配置でき、ディレクトリにのみ適用されます:
            (OI) - オブジェクト継承
            (CI) - コンテナー継承
            (IO) - 継承のみ
            (NP) - 継承を適用しない
            (I) - 親コンテナーから継承した権限

以上、dir, icaclsコマンドでファイルの所有者、アクセス権限などを調べる方法の紹介でした。


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Last-modified: 2025-03-09 (日) 15:00:52